Manual Medicine 大場 弘 Blog 

マニュアルメディスン(徒手医学療法)は全身をトータルに捉え身体の連関性を追求する医学です。
ここではマニュアルメディスンによる治療法や、症例などをご紹介していきたいと思います。

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H220829 羽黒山研修会
 

 

(第一幕 研修室にて)

昨晩は、五重塔のところで真っ暗な闇夜のなかで瞑想、

今朝は身体の中の静けさを感じてみましょう。

 

被験者の両ふくらはぎに、両腕で接触して、とにかく感じてみてください

 

参加者)ウーン、よくわからない

 

大場)じゃー、ちょっと身体呼吸の操作で内圧変動の波を出してみるね

 

なにかウェーブが感じられる!

 

大場)それを煽って大きくしてみるね

 

なにか大きなウェーブがくり返しやってくるのがわかる!

 

 

今度は身体呼吸の質を変えてみよう

 

なんだかさっきより静かになった感じ!

 

身体呼吸を転換させたのです

裡に隠れているリズムをつかまえて、それを基調にして

 

身体呼吸は深まると、縦の呼吸に変わります

正中の呼吸軸ができる感じです

これができると身体呼吸が組織に浸透してゆく感じが広がってゆきます

 

身体呼吸で細かい振動に変わったら浮き上がってくるスジがある

体液の流れが途絶えている感じです

ちょうど干上がった川のような

 

このスジが問題なわけです

古傷の跡であったり、慢性的な痛みをもたらしていますし

自律神経にも影響を与えて、天候の変わり目など、いろいろな症状をもたらします

 

参加者)我々理学療法士は一人の患者さんに20分程度しか割り当てることができません。この短い時間でなにができるか疑問なのですが

 

私自身も、とにかく短い時間で、できるだけの成果を出したいという気持ちも大きいので、いろいろと工夫してきた経緯があります

 

今、こうしてみなさんに短時間で深い身体呼吸を誘導するデモができているのもその成果かかも知れません

ただこうして簡単にやってみせても、結構、年月のかかった系統だった手技から行き着いたところですので、かえって難しい印象を与えてしまうのかとも・・

 

みなさんがすでに臨床の現場でやっておられる手技に身体呼吸療法を採り入れてもらうとなると・・、そうですね、

究極のところ、氣を感じられると早いかも知れません。

氣が通ると変化が起きますので

 

氣っというと?

 

私たちの生命活動の源流にある何か透明なものを感じるということです

 

地球も大きな生命体、いわゆる生命圏に通底する生命の基盤のようなものです

どこにもある遍在的な生命を感覚化することです

 

感覚的なことなので、実際に感じられると良いでしょう

言葉であれこれと語ってみても堂々巡りでしょうから、

実際に体験するのが一番です

 

今朝散歩していて、氣が吹きつけてくるスポットを見つけましたから行ってみましょう

 

 

(第二幕)

みんなで羽黒山山頂に通じる古道に出かけました。

樹齢何百年もの杉が続き、しばらくしてブナの樹木が目立つようになり、どんよりと湿った重い空気がふと清らかになってきます。

 

この場所は、山伏のみなさんも何か感じているのでしょうね

こうして藁に榊(さかき)の枝葉をさして、禊ぎ祓えをやっていた形跡があります

 

(それぞれが何かを感じようと静かになる。)

 

どうですか、肌に何か浸透してくるような清々しい氣を感じませんか

どんよりとした重い空気の層の下に、何か清々しい透明な層があるのが感じませんか

 

(みんな無言のまま)

 

一人、山本さんが、その場所を離れて、数十メートル先に進んで、そこで何か感じようとしている。そしてまた戻ってきたと思ったら・・・

 

全然、感じが違う!

他の場所と比較するとよくわかる!

 

(他の人達もこれにならい、空気の質感の違いを認識するようになり、それぞれが感嘆の声)

 

やはり分かるということは、比較できてその違いがわかるということ

 

この浸透してくる氣の感じを忘れないでください

臨床でも、身体に通るこの氣の感覚を見つけるわけですから

 

 

(羽黒山での研修会 終幕)

羽黒山国民宿舎から来るまで数十分、自然のシャワーを浴びることができる場所へと向かいました。ここは地元の人もあまり知らないところでしょう。

 

(祀られている龍神様に一同でお参り、みなさん初めての経験、適度に緊張気味)

 

水の勢いと冷たさで、呼吸が激しく乱れますから、

とにかく呼吸を楽に整える心持ちでやってみてください

呼吸が楽になってくると、からだの緊張も緩み、暖かい感じがひろがります


 

(数十分経って、みんなまだ続けている様子)

あまり気持ちよくなるのも、その後の急激な変化でガタガタ震え出すのもよくないかなと・・、私が先に終了。みんなも私に続いて、終了。本多先生はまだ続けたいよう表情。

 

ここ一番の明るい表情で、山本さん、

スッゲー 気持ち良い!!

 

他の方々も、とても気持ちよかったようで、とても清々しい表情でした。

みんな初めての体験に喜んでいました。

 

この後、温泉場で身も心もあたたまり、まだまだ日射しが強いなか、手打ち式で締めとしました。お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

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コメント
from: 多田 雄俊   2010/09/09 9:55 AM
仙台北部整形外科の多田雄俊です。
先週の山形での研修会ありがとうございました。

今研修会のメインテーマが生命を感じることである中、日々の臨床、本多先生の勉強会に参加させていて抱いて感じていることがありました。それは、場を感じる、患者さんの身体状況を把握する『自分』という存在が今まではっきりしておらず、受け取った情報が正確に理解・感じとれているのか?ということでした。

そこで今研修会において生命を感じることはもちろん、それを感じる『自分』とは何なのかを知る機会にできればと参加させていただいておりました。

講義や研修においても貴重なお話、実技等大変勉強になりました。特に内圧の変化について参加させていただいたことで以前より感じとれるようになったのではないかと感じています。

今回初めて行うことになった瞑想と滝では感じるものを多かったと思っています。

瞑想では初めさまざまな考えが錯綜している状態が続きました。今思えばこれは自分とは何かを積極的に考えようとしていたからではないかと感じています。積極的に考えるほどに自らその考えを修飾したものになる。考えるのではなく分かってくるものなのではないかと感じ、考えることをあえてやめてみました。

そうしていると体の輪郭がぼやけ、空気に溶け込むような感じを受けました。その感覚は何なのか?理屈ではないですが直感的に自分がその場に受け入れられたのではないかと感じています。つまり自分は取り巻く環境、さらに言えば地球と自分は繋がっていることになり、地球の一部として自分が存在するのではないかと感じることとなりました。

翌日に行われた滝では初め冷たく感じられた水も徐々に暖かく体の緊張もほぐれて、最終的には眠気も生じました。

滝を体に受けるといった、個の身体をどうしても意識しなければならない状況から心身ともに解放されていくことによって、より物理的な刺激があるにせよ瞑想と同じような感じ、つまり環境との同調が生じた結果だと思っています。

瞑想では体の輪郭がぼやけてくるのに対し滝に打たれた後には体の輪郭が引き締まり、自分と環境との境界がはっきりしたことです。境界がはっきりしたのであれば、滝に打たれる前は自分と環境との境界があいまいであり、繋がっていたことになるのではないか?瞑想同様自分と環境の関係性を感じさせられました。

考えをなくし環境と同調することで自分が浮かび上がる瞑想と、否が応でも身体を感じずにはいられない状況から環境へと溶け込んでいくことで感じる滝行から、同調というものが『自分』を知っていくキーワードになってくるのではないかと体感できました。

2つの体験から自分とは何者かのはっきりした答えは分かりませんでした。これからも明確な答えが得られるかは難しいとは思いますが、今回の体験で得た同調を基に日々の臨床で『自分』『場』を感じていけたらと思います。

今後、機会があれば大場先生の勉強会へ参加させていただこうと思っておりますのでよろしくお願いします。失礼します。


from: 山本洋介   2010/09/09 10:06 AM
大場 弘 先生御机下

先日、山形羽黒山研修会で御世話になりました山本です。

羽黒山での研修会では、大変ありがとうございました。


身体呼吸療法、瞑想、滝修行!? どれもが勉強になりました。

2日間を通じて大変貴重な体験をしました。

まず身体呼吸療法についてですが、その人の今持っている、またはこれまでにその人の身体に起こっていたことを問診という言葉を通して知るのではなく、身体から発している波、リズムで感じるということ。

言葉は、少なからず言葉を発するために大脳皮質を通して出されたものであり、身体とかけ離れている、もしくはその人の思い込みなども混ざって出てくるものであり、身体呼吸療法では、身体から直接的に訴えてくるものを読み取れるものであり、我々が日々おこなう問診以上に純粋な身体の表現をとらえるもの、とらえられるものであると感じました。あくまでも、大場先生や本多先生のように、研鑽と経験を重ねた場合ですが。ともすれば、問診と同時に行うことで、その人が頭で思っていること、感じていること、訴えていることと実際に身体が思っていること、感じていること、訴えていることとのギャップを知ること、埋めることができ、それが本人の気づきとなり、「自ら」という状況を作り出せていける、というよりは自然の流れで作り出されているような気が致しました。

また、普段自分が臨床の場で行っている治療の体系が身体呼吸療法の観点からどのように映るのか?ということで、大場先生にみて頂きましたが、、一度ゼロの状態に戻すという観点では、不足しているところはあるにせよ、ずれてはおらず安心しましたし、現在はさらに臨床の場で研鑽していくことができそうです。

私の理学療法のスタンスは、メカニカルストレスを考えること、それが理学所見で確認できなければ、それ以外のことを考えてストーリーを作っていくことをスタンスとしています。

私個人の印象ですが、意外にしっかりと理学所見がとれないPTが多いような気がしています。私もまだまだですが。そこをしっかりと押さえたう上で、大場先生や本多先生のように身体呼吸を捉えていければ、もっと患者さんにいい援助ができるのではと感じています。身体の外側を知り、そして内側を知る。今後はこれがひとつテーマになっていきそうです。

風の通る場所や滝に打たれたときに、「気持ちよさ」を感じましたが、大場先生の「気持ちよさ」の真実は何か?との問いかけは、私にとっては身体の中に響くお言葉でした。まさにそれを感じるきっかけを頂いた研修会でした。瞑想のときは、途中から早くお酒が飲みたい!!という邪念にかられました。すいません。ただ、風を通る場所に行ったときに、もしかしたら私の座った場所と私が同調していなかったのでは?とも思いました。瞑想のときに上をみれば、無数の星達が輝きを放っており、仰向けになって星を観察したいとも思いました。場所、その時の姿勢、自分のリズム・・・様々な要素が重なって初めて気持ちよさを感じることができる。ともすれば、治療のときにこれらを如何に患者さんと共有することが大事であるか、どのようにして共有していけるのか・・・?この辺もしっかりと考えていきたいと思います。

身体呼吸療法の奥深さとともに、いろいろと考えさせられる研修会でした。

今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。


仙台北部整形外科 山本洋介






from: 相澤 琢也   2010/09/23 6:44 PM
感想を書くのが大変遅くなってしまい、大変申し訳ありません。

先月の羽黒山研修で、大変お世話になりました。
仙台北部整形外科の相澤です。

 
今回の研修では講義、瞑想、滝行とやらせて頂き、色々な事が勉強出来たと思います。

身体呼吸療法の講義では被検者を多くさせて頂き、治療を受けている方がどのような状態になっていくのかを感じることが出来ました。

自分が感じたのは徐々に呼吸が楽に出来るようになっていき、段々と深くなっていきました。
その時点でだいぶ身体の軽さを感じてきました。これが被検者側が感じる身体呼吸の変換の瞬間なんだなと感じました。
その後はあまりに気持が良くなりすぎて、眠ってしまいました。(すいませんでした…。)
起きた時にはかなりの気持ち良さを感じ、久々に熟睡したという感じでした。


瞑想をやらせていただいた際には、座禅を組み、真っ暗になった中最初は色々な事を考えました。普段の生活の事、趣味の事、今後の予定の事など…。考えがずっとまとまらないままだったのですが、そのうちにふと思考が止まりました。寝ているわけでは無いのですが、透明というか、空間と一体化したような気持ちになりました。その時はとても気持ちよさを感じることが出来ました。

滝行の方でも、最初は水の冷たさや滝の流れる強さなどを感じましたが、長く滝に打たれていると徐々に身体の中の方で温かさが出てきて、滝の強さもそんなに強く感じなくなりました。その時ぐらいから滝に打たれていても気持ち良さを感じることが出来るようになりました。

今回の勉強会ではリズムが同調してくることで気持ちよさを感じるというのは、患者さんと施術者にも言えることではないかなと感じました。
気持ち良さを感じるということは、身体の状態として無理なく、安楽な状態であると考えられるのでこの状態をいかに治療場面で作り出すことが出来るかというのが大事だと思いました。

今回の勉強会は一治療者としてどのように患者さんと向き合っていくのかを考えることが出来たと思います。

今後も、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。す。


仙台北部整形外科 相澤 琢也




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