Manual Medicine 大場 弘 Blog 

マニュアルメディスン(徒手医学療法)は全身をトータルに捉え身体の連関性を追求する医学です。
ここではマニュアルメディスンによる治療法や、症例などをご紹介していきたいと思います。

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肩甲骨で呼吸する

身体感覚を得るためにいろいろと習っているのですが、居合いもその一つです。刀を切り下ろしたときに両腕で脇をしっかり絞った姿勢でなくてはならないといつも師範に注意を受けていました。

 

一連の動作のいわば最後の決めとなる切り下ろし、どうしても脇が甘い! 

 

どうしたら脇が締まった姿勢になるのか分からずにきました。あるとき、講習会である別の師範に、ちょうだいの動作で、肘を両脇に付けて手のひらをひらくようなものと教えられました。良いヒントを得られたので心がけてはいるのですが、かと言って刀を握ったままちょうだいの動作はできません。あいかわらず脇が甘いのがなおっていませんでした。ちょうだいのときの感覚をつかめていなかったのです。

 

最近、東京で別の師範の指導を得ることができました。その方は、肩甲骨を使いなさいと言うのです。しばらく電車の中でも肩甲骨を背骨に寄せる運動を続けていましたが、やはり切り下ろしたときの甘さが残ります。

これは身体感覚がはっきりとしていないことに気づき、余分な力を使わずに最小限の努力で理想とする姿勢になれるか、歩きながら体を揺さぶっていましたら、肘頭と肩甲骨の下角を感覚的に一点になるような感覚にすると、理想的なかたちになりそうだと閃いたのです。これでなんとかなりそうかな・・・

 

後ろに両手をまわして手を握って、肩甲骨を脊柱に寄せながら全体を下方に引き下げる動作と、それに両肩を後方に回しながら胸をひらくことを、電車の中でやっております。

 

要は、上体の胸をひらいて両肘を脇に引き寄せる姿勢づくりということになるのでしょう。

 

そんなことを時々やっておりましたら、今朝、電車に駆け込んだときに、肩甲骨で呼吸しているように、呼吸に応じて肩甲骨を羽ばたかせるような筋トーヌスの揺動が生じることに気づいたのです。肩甲骨を下方から引き寄せる僧帽筋(下部)と、肩を後内方に引き寄せる広背筋のトーンに気づいたのです。

 

身体呼吸療法では、全身の内圧変動波をとらえ、頭蓋から足まで緩やかな律動性を引き起こす治療方法ですが、肩甲骨や肩は姿勢に関わっていますので直接的に影響をもたらすことができません。

 

意識的な運動を繰り返すことで脳の可塑的な変化をもたらし、姿勢を改善してゆくことの重要性があるわけです。

肩甲骨を脊柱に引き寄せる僧帽筋と肩を後内下方に引き寄せる広背筋に対して運動感覚的に注意し、脳の体性感覚と運動のマッピングを変える運動学習がとてもだいじです。ちょっとさぼったらまた皮質のマップは縮小してしまうでしょうから、身につくまでたいへんです。それが身についたら姿勢が良くなっているでしょう。

 

居合いの仮想の敵を打ち倒し、おのれに打ち勝ったとき、堂々たる姿勢の居合いになるのでしょう。

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